「海外就職」を自分のものとして考えたことがあるだろうか。

「僕は帰国子女じゃないし・・・」「英語も得意じゃないし・・・」

そう考えている人も多いだろう。しかし今最も注目されている、東南アジアのマーケットのポテンシャルを考えれば、日本にずっと留まっている方が難しいということがわかるのではないでしょうか。

「東南アジア=貧しい」ではない

シンガポールのマリーナベイサンズから高層ビル群を見下ろす
シンガポールのマリーナベイサンズから高層ビル群を見下ろす

東南アジアというと貧しいというイメージを持っている方も多いと思います。確かに平均値で見れば収入は日本人の数分の一、場合によっては十分の一以下かもしれないのですが、平均値で語っていてはいつまでも東南アジアの実態は見えてきません。

東南アジアにも世界都市は多い

例えばシンガポールを考えてみましょう。。一人あたりGDPは5万ドルを超え、堂々のアジア1位。日本よりも一人あたりGDPは高く、高層ビルが立ち並んでおり、町並みも東京と遜色なく発展しています。もちろん日本と同じ生活ができるわけではないのですが、貧しいというイメージからは程遠い世界です。

また、クアラルンプールのランドマークであるペトロナス・ツインタワーは高さ452m。先日完成した日本一のあべのハルカスの1.5倍の高さです。街にもモノレールが走り、高層ビルやおしゃれなショッピングセンターが並んでいます。バンコクも、マニラも、ジャカルタも、ホーチミンも。例を上げればきりがないのですが、どの都市も急激な発展を遂げており、世界を代表するような都市へと成長してきました。

格差の大きい東南アジア

日本は一億総中流社会とも言われる格差の少ない国です。最近格差が広がっているというニュースを耳にしますが、それでも東南アジア諸国と比較すると圧倒的に格差は少ないのです。東南アジアでは路上でご飯を売っている年収2000ドルのおばちゃんの脇を2000万円を超える高級車が通りすぎる光景をよく目にします。100倍以上の格差が普通に存在しているのです。もちろん富裕層を対象としたサービスも多数ありますので、日本と同じような暮らしをすることもできるのです。

先ほど東南アジアの大都市には高層ビルが立ち並んでいると書きましたが、その高層ビルのとなりには路上食堂が並んでいたりします。このコントラストが東南アジアではよく見られます。

世界最大の人口を誇るアジア圏

実は世界の人口の6割はアジアに住んでいるということをご存知でしょうか。この中にはインド、中国も含まれているのですが、世界の人口の半分以上がアジアに集中しているというというのはそれだけのポテンシャルがあるということです。

東南アジアの人口は6億人

ちなみに東南アジアに限定すると、ASEAN加盟10カ国の人口が6億人。多い順に、インドネシア(2億4000万人)、フィリピン(9400万人)、ベトナム(8700万人)と並んでいます。国連の予測によると2030年に7億人を超えると言われています。それに対して日本は1億人強で東南アジアの6分の1。しかも人口減少が始まっております。

将来のマーケットポテンシャル

現在の東南アジアの域内GDPは日本の3分の1と、人口が多くとも経済規模は小さいのですが、数十年の間構成長を遂げ、さらに人口が増え続ける東南アジアが日本を抜く日は遠くないでしょう。マーケットとしても、生産拠点としても、世界の中で東南アジアはその重要性を増していくことは確かです。

日本もこの東南アジアという近くて巨大なマーケットと一緒にビジネスを行う、そんな時代がもう到来しているのです。